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2024.10.29

虫歯じゃないのに歯がしみる?知覚過敏や歯周病が原因かも

こんにちは!YASUOKA DENTAL OFFICE UMEDAです。「虫歯じゃないのに歯がしみる」と感じたことはありませんか?この記事を読んでいるあなたも、同じような悩みを抱えているかもしれません。冷たい飲み物を飲んだり、甘いものを食べたときに歯がしみるのに、虫歯ではない。この原因は何なのでしょうか?この記事では、虫歯ではないのに歯がしみる原因や対処法について詳しく解説していきます。知覚過敏や歯周病の可能性をしっかりと理解し、適切な治療法や予防策を知ることで、今後の症状を改善し快適な生活を手に入れましょう。ご家族で同じ悩みを持つ方がいれば、ぜひ最後まで読んでみてください!

虫歯じゃないのに歯がしみる原因と対処法

歯がしみる原因として真っ先に虫歯が思い浮かぶかもしれませんが、実はそれだけではありません。歯がしみる原因には知覚過敏や歯周病、そしてその他の歯の状態に関連する要因が関わっていることがあります。具体的にどのような理由で歯がしみるのかを知り、どのような対策を取れば良いか見ていきましょう。

虫歯じゃないのに歯がしみる原因は知覚過敏?

「知覚過敏」は、虫歯ではないのに歯がしみる症状の主な原因として知られています。知覚過敏は、歯のエナメル質が薄くなったり、何らかの理由で象牙質が露出することにより、外部からの刺激が歯の神経に直接伝わってしまうことです。

知覚過敏とは

知覚過敏は、冷たい飲み物や熱い食べ物、酸味の強い食品を口にしたとき、または歯を磨いた際に一瞬鋭い痛みを感じることがあります。この症状は、歯の外側にあるエナメル質が何らかの原因で損傷し、内部の象牙質が露出することによって起こります。象牙質はエナメル質ほど硬くないため、外部の刺激に対して敏感です。

知覚過敏の症状

知覚過敏の主な症状は、冷たいものや甘いもの、あるいは酸性の食品に触れたときに感じる鋭い痛みです。特に、風が当たったり、歯ブラシで触れたときにも同じように痛みを感じることがあり、日常生活においても不快感を引き起こすことがあります。

知覚過敏になる原因

知覚過敏は、生活習慣や歯のケア方法によって引き起こされることが多いです。以下は代表的な原因です。

歯肉退縮

歯肉退縮とは、歯茎が後退することを指します。加齢や不適切なブラッシング方法により、歯茎が徐々に下がり、歯の根元が露出してしまいます。この部分はエナメル質で保護されていないため、知覚過敏の原因となります。

間違ったブラッシング

強い力でゴシゴシと歯を磨くことで、エナメル質が削れ、歯が敏感になります。特に、硬い歯ブラシを使うことで歯にダメージを与え、知覚過敏を引き起こすリスクが高まります。

歯ぎしり・食いしばり

無意識のうちに行われる歯ぎしりや食いしばりは、歯の表面に強い圧力をかけ続け、エナメル質が摩耗します。これにより、歯が弱くなり、知覚過敏を引き起こすことがあります。寝ている間に無意識に行われることが多いため、気づかないうちに症状が悪化する場合があります。

酸性食品の影響

日常的に酸性の食品や飲み物(例えば炭酸飲料や柑橘類)を摂取することは、歯のエナメル質を溶かし、知覚過敏の症状を引き起こす可能性があります。酸がエナメル質にダメージを与えると、象牙質が露出し、痛みを感じやすくなります。

知覚過敏の対処法とは

知覚過敏の症状を軽減するためには、適切な対処法を行うことが大切です。ここでは、主な対策について紹介します。

歯磨き方法の改善

まずは、歯磨きの仕方を見直しましょう。柔らかい歯ブラシを使用し、優しく磨くことで、歯や歯茎へのダメージを減らすことができます。さらに、知覚過敏に対応した歯磨き粉を使用することで、痛みを軽減する効果が期待できます。

夜間のマウスピース着用

歯ぎしりや食いしばりによる知覚過敏の場合、夜間にマウスピースを装着することが有効です。これにより、歯にかかる圧力を軽減し、エナメル質の損傷を防ぐことができます。

知覚過敏用のコーティング剤

歯科医院では、知覚過敏に対処するためのコーティング剤を塗布することができます。これにより、象牙質を保護し、外部からの刺激を遮断することが可能です。

レーザーによる治療

近年では、レーザーを使った治療も効果的です。レーザーで象牙質を硬化させることで、痛みの原因となる刺激を遮断し、知覚過敏の症状を和らげます。

歯肉再生手術

重度の歯肉退縮によって知覚過敏が起きている場合、歯肉再生手術を行うことで歯の根元を保護し、知覚過敏の症状を改善することができます。

歯の神経を抜く

最も重度の知覚過敏の場合、歯の神経を抜くことで痛みを根本から取り除くことができます。ただし、この方法は最終的な手段として考えるべきです。

予防法

知覚過敏を予防するためには、日頃からのケアが重要です。正しいブラッシング方法を心がけ、酸性食品を控えることで、エナメル質を守ることができます。また、定期的に歯科検診を受けることで、早期に問題を発見し、適切な治療を受けることが可能です。

その他歯がしみる原因とは?

知覚過敏以外にも、歯がしみる原因として「歯周病」が挙げられます。歯周病は歯ぐきや歯を支える骨に影響を与え、歯の根元が露出することで痛みを感じることがあります。

歯周病

歯周病は、歯を支える歯ぐきや骨が炎症を起こし、歯の動揺や痛みを引き起こす疾患です。進行すると歯の根元が露出し、外部からの刺激によって歯がしみる症状が現れます。

歯周病の症状と原因

歯周病の初期症状として、歯ぐきの腫れや出血があります。また、進行すると歯がしみたり、歯が揺れるような感覚を伴うこともあります。原因としては、歯垢や歯石の蓄積、不適切な口腔ケアが挙げられます。

歯周病の対処法とは

歯周病は、早期の段階で治療を行うことで進行を防ぐことができます。歯科医院での定期的なクリーニングや、適切な歯磨き方法の指導を受けることで、歯周病のリスクを軽減することが可能です。

まとめ

この記事では、虫歯ではないのに歯がしみる原因として、知覚過敏や歯周病について詳しく解説しました。日頃の口腔ケアを見直し、早期の対策を行うことで、歯がしみる症状を改善し、健康な歯を保つことができます。本記事をお読みいただきありがとうございます。何かご不明な点や、お悩みがございましたら、YASUOKA DENTAL OFFICE UMEDAにお気軽にご相談ください。

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