1. TOP
  2. 投稿
  3. 再根管治療とは?痛み再発の原因・成功率・費用・他院での再治療ガイド

再根管治療とは?痛み再発の原因・成功率・費用・他院での再治療ガイド

 

「一度治療したのに、なぜまた痛むの?」と不安に感じるのは当然です。
再根管治療が必要になる主な原因は、初回の治療で取り切れなかった細菌感染や、被せ物の劣化による再感染などが挙げられます。
この記事では、

  • 根管治療の再治療が必要になる原因
  • 再根管治療の成功率と成功させるためのポイント
  • 他院で再治療を受ける場合の注意点

など、皆さまの疑問を解消できるよう、わかりやすく解説していきます。

 

再根管治療とは?

「再根管治療(さいこんかんちりょう)」とは、以前に神経の治療(根管治療)を受けた歯を、もう一度治療し直すことをいいます。
根管治療は、歯の中にある細い管(根管)から神経を取り除き、感染を防ぐために消毒し、すき間なく薬剤でふさぐ処置です。
しかし、治療後に細菌が残っていたり、すき間から再感染したりすると、痛みや腫れが再発してしまうことがあります。
再根管治療では、一度詰めた薬を取り除き、再度きれいに洗浄・消毒して、もう一度密閉し直すことで、症状の改善と歯の保存をめざします。

 

根管治療が再発するのはなぜ?再治療が必要になる5つの落とし穴

根管治療は、残念ながら一度で終わらないケースも少なくありません。
治療後に痛みや腫れが再発し、再根管治療が必要になることがあります。
主な原因は以下のとおりです。

1. 最初の治療がうまくいっていなかった

歯の根の管(根管)は非常に複雑で、肉眼では見えないほど細い枝分かれや曲がりくねった部分が多く存在します。
前回の治療で、こうした複雑な根管内の細菌を完全に除去しきれていなかった場合、残った細菌が再び増殖し、炎症や痛みを引き起こすことがあります。

2. 治したあとにまた細菌が入った

根管治療が成功しても、その上に装着した詰め物や被せ物(クラウン)が古くなったり、破損したりして隙間ができることがあります。
この隙間からお口の中の細菌が根管内に再び侵入し、感染を再発させてしまうことがあります。

3. 新しい虫歯(二次カリエス)ができた

根管治療を受けた歯でも、その後に新たな虫歯(二次カリエス)ができることがあります。
特に、被せ物(クラウン)や詰め物のすき間、歯と歯ぐきの境目などは虫歯が再発しやすいポイントです。
この虫歯が進行して、根管の中まで細菌が入り込むと、せっかく治療した歯が再び感染してしまうことがあります。
さらに注意したいのは、根管治療をした歯は神経を抜いているため、痛みを感じにくいという点です。
つまり、虫歯ができても気づかないまま進行してしまうリスクがあるのです。

4. 歯の根の先に炎症が残っている

根管治療の目的は、根の先の炎症「根尖性歯周炎(こんせいせいししゅうえん)」の原因となる細菌を除去することです。
しかし、治療後も根の先に細菌が残存したり、治療による刺激が強く残ったりすると、レントゲンで黒い影を確認できるような「根尖病巣(こんせんびょうそう)」が消えずに、痛みや腫れが続くことがあります。

5. 歯にヒビが入っていた

根管治療後の歯は、神経が除去されているため、健康な歯よりも脆くなる傾向があります。
歯ぎしりや食いしばりなどの過度な力により、目に見えないような微細なヒビ(歯根破折)が歯の根に入ってしまうことがあります。
このヒビから細菌が根管内に侵入し、感染や炎症を引き起こします。
歯のヒビはレントゲンでも見つけにくいことがあり、診断が難しいケースが多いです。

 

再根管治療の手順と治療の流れ(ステップごとに解説)

 

基本的な流れは、1回目の根管治療と似ていますが、再治療では過去の治療痕を修正する手間が加わります。

1.カウンセリング・診査・診断

  • レントゲンやCT撮影を行って、歯の状態(感染の場所や広がりなど)を確認。
  • 痛みの有無、以前の治療内容、再感染の原因を調べます。

2.古い詰め物・被せ物の除去

  • 根管治療が以前に行われているため、まずはクラウン(被せ物)や土台(コア)を外します。
  • 根管に詰められていた古い薬剤(ガッタパーチャなど)も取り除きます。

3.根管内の清掃・消毒(重要!)

  • 細い器具や特殊な機械で、歯根の中をていねいに削りながら掃除します。
  • 感染している部分の除去と、消毒が最も重要な工程です。
  • 消毒薬で洗浄し、細菌を徹底的に減らします。

4.根管内に薬を仮に詰める(必要に応じて)

  • 根管治療は、ほとんどの場合1回で終わることはなく、複数回に分けて治療を行います。
  • 治療途中では、根管内を清掃・消毒した後に、仮の薬(薬剤)を詰めて一時的に封をします。
  • 数日〜1週間ほど経過を見て、痛みや腫れが落ち着くかどうかを確認します。

5.根管の再充填(さいじゅうてん)

  • 根の中がきれいになったら、無菌状態に近づけたうえで、薬剤でしっかり密封します。
  • これで細菌が入るのを防ぎます。

6.土台の設置と被せ物の作製・装着

  • 根の治療が完了したら、土台(コア)を立てて、クラウン(被せ物)を装着します。
  • 見た目も回復し、噛む力もしっかり回復します。
  • ※炎症が強い場合や膿がたまっている場合は、麻酔が効きづらく、治療中に痛みを感じることがあります。その際は、必要に応じて治療後に痛み止めを処方するなど、痛みのコントロールを行います。

    気になる再根管治療の成功率について!?

    根管治療の再治療の成功率はどのくらいか?

    再治療の回数が少ないほど成功する確率が高く、自費診療の方が成功率は高い傾向だといえます。
    一般的な目安として、再治療の成功率は以下のとおりです。

    治療回数 診療区分 成功率の目安 備考
    2回目(再根管治療) 自費(精密治療) 約70%前後 マイクロスコープやCTを活用した精密な処置が可能
    2回目(再根管治療) 保険診療 約50〜70% 使用器具や治療工程に制限がある
    3回目以降(再々根管治療) 自費(精密治療) 約50〜60%以下 根の破折や穿孔リスクが高まる
    3回目以降(再々根管治療) 保険診療 約40〜50%以下 成功率が大きく下がり、抜歯になるケースも

     

    再根管治療の成功率を左右する5つの要素

    ① 最初の根管治療の「質」
    初回治療での不備(未清掃の根管、細菌の残留など)があると、再治療の成功率は低下します。過去の治療の質が大きく影響します。
    ② 根管の形態と石灰化の有無
    根の複雑な形状(湾曲・分岐)や石灰化により器具が届きにくくなると、感染源の除去が難しくなり、成功率は下がります。
    ③ 歯そのものの構造的ダメージ
    歯にヒビや破折があると、根管内の処置だけでは改善できず、再感染のリスクが高まり、保存が難しくなります。
    ④ 使用する機器と術者の技術
    マイクロスコープやCTを使用し、歯内療法専門医が治療する場合、成功率は飛躍的に高まります。
    ⑤ 治療後の密封性(クラウンなど)
    根管内をきれいにしても、被せ物の精度が悪いと細菌が再侵入し、治療効果が台無しになります。適合の良い補綴は成功率に直結します。

     

    再根管治療を検討する際に押さえておきたい6つのポイント

    再根管治療をご検討の際は、以下のポイントをしっかり確認し、納得してから治療を始めましょう。

    1. 過去の治療歴を詳しく伝える

    治療を受けた時期や回数、使用した薬剤や材料、症状の経過をできるだけ正確に伝えましょう。可能であれば、前の医院のレントゲンや診療記録を持参すると、診断や治療計画がより正確になります。

    2. 歯を残せる可能性を事前に相談する

    再治療で歯が残せるか、抜歯の可能性があるかを丁寧に説明してくれる医院を選びましょう。不安な場合は納得できるまで質問しましょう。

    3. 医院の設備と専門性を確認する

    マイクロスコープや歯科用CT、ラバーダムの有無をチェック。さらに、歯周病に詳しい歯科医師が在籍しているかも重要なチェックポイントです。

    4. 費用や治療方針をしっかり把握する

    保険診療か自費診療か、治療回数の目安、使用する機器や材料などの費用も含め、事前に見積もりを確認しましょう。納得したうえで治療を開始することが大切です。

    5. 早めの受診を心がける

    症状がある場合はできるだけ早く受診してください。放置すると症状が悪化し、治療が難しくなることがあります。

    6. セカンドオピニオンの活用も検討する

    抜歯を勧められた場合でも、一度他院の意見を聞くことで、別の選択肢が見つかることがあります。セカンドオピニオンは不安を減らし、より納得できる治療選びにつながります。

     

    再根管治療に関連するよくある質問

    再根管治療は何回までできますか?

    一般的には、再根管治療は2回目までが一区切りとされています。
    これは、回数を重ねるごとに治療が難しくなり、成功率も低下していくためです。
    ただし、歯の状態や治療の難易度には個人差があり、場合によっては2回以上の治療が可能なケースもあります。
    一方で、2回目の再治療でも難しいと判断されることもあるため、担当の歯科医師としっかり相談し、納得できる治療方針を決めることが大切です。

    再根管治療で手術が必要になるのはどのような場合ですか?

    再根管治療を行っても症状が改善しない場合や、歯の根の先に膿の袋(病変)ができていたり、歯根にヒビ割れがあるなど、通常の根管治療だけでは治りにくいケースで手術が必要になることがあります。
    この手術は「歯根端切除術(しこんたんせつじょじゅつ)」と呼ばれ、歯の根の先端部分を外科的に切除し、感染部分を取り除く処置です。

    再根管治療しないまま放置するとどうなりますか?

    痛みや腫れがひどくなり、最終的に抜歯が必要になることがあります。
    抜歯後はインプラントや入れ歯などの治療が必要となり、治療費が高くなるだけでなく、通院回数や通院時間も増えます。また、身体的な負担に加えて、治療に伴う痛みや不安など精神的な負担も大きくなることが少なくありません。

     

    再根管治療のご相談は、YASUOKA DENTAL OFFICE UMEDAへお任せください。

    過去に根管治療を受けた歯が再び痛んだり腫れたりすることは珍しくありません。再根管治療は、治療済みの歯の根の中をもう一度きれいに掃除し、細菌の再感染を防ぐ大切な治療です。特に神経を抜いた歯は痛みを感じにくいため、虫歯(二次カリエス)が進行しても気づきにくい場合があります。だからこそ、早めの検診と適切な治療が重要です。
    当院では、根管治療を得意とする歯科医師が最新の機器を駆使し、精密かつ丁寧な治療を行っています。初めての方も、セカンドオピニオンでのご相談も大歓迎。お悩みや不安をじっくりお聞きし、一人ひとりに合った最適な治療プランをご提案します。
    「もう一度しっかり治したい」「不安なく通いたい」という方は、ぜひお気軽にYASUOKA DENTAL OFFICE UMEDAまでご連絡ください。梅田駅から徒歩圏内でアクセスも便利、24時間WEB予約も可能です。あなたの大切な歯を一緒に守りましょう。

    根管治療のご予約はこちらから→

    自費根管治療をもっと知りたい方へ→

まずは無料カウンセリングへ

あなたのお悩みをお聞かせください。
最適な治療プランをご提案します。