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矯正の通院回数が減る?「デンタルモニタリング」とは?メリット・デメリットを徹底解説

目次

最近よく聞く「デンタルモニタリング」ってなに?

マウスピース矯正を検討している方や、すでに治療を始めている方の間で、「デンタルモニタリング」という言葉を聞いたことはありませんか。これは一言でいうと、AIとスマートフォンを活用して、自宅にいながらドクターのチェックを受けられるシステムのことです。
これまでの矯正治療では、定期的に(1・2カ月に1回)クリニックへ通い、ドクターが直接歯の動きを確認するのが当たり前でした。しかし、デンタルモニタリングを導入することで、その仕組みが大きく変わります。

スマホで自宅から歯医者さんとつながる新しい仕組み

使い方はとてもシンプルです。専用のスマートフォンアプリと、歯を撮影するための専用ボックス(歯科用開口器)を使用し、ご自宅でご自身の歯並びを撮影(スキャン)するだけです。
撮影されたデータは即座にクリニックへ送信され、高度なAIと担当ドクターがダブルでチェックを行います。「計画通りに歯が動いているか」「マウスピースが浮いていないか」を遠隔で判定できるため、わざわざクリニックに足を運ばなくても、自宅にいながらドクターとしっかりつながり、安心して治療を続けることができるのです。さらに、このスキャンデータを活用することで、歯並びの動きだけでなく、歯茎の状態の変化や、目に見える範囲に異変(虫歯の初期症状など)が起きていないかといった、お口全体の健康状態のチェックにも役立てることができます。 

インビザラインなどのマウスピース矯正で大活躍

このデンタルモニタリングは、特に「インビザライン」に代表されるマウスピース矯正において絶大な効果を発揮します。
マウスピース矯正は、歯科医院で何枚かのマウスピースをまとめて受け取り、患者様ご自身がご自宅で、スケジュールに合わせて新しいマウスピースへと順番に交換していく治療法です。
そのため、「次のマウスピースに進んでも本当に大丈夫かな?」「予定通りに歯が動いているのかな?」と、次の枚数に交換するタイミングで不安になる瞬間が少なくありません。
デンタルモニタリングがあれば、ご自宅で新しいマウスピースに交換する直前にきちんとドクターのチェック(判定)が入るため、ご自身だけで悩むことなく、常に適切なペースで安全に矯正治療を進めていくことが可能になります。

 

歯医者に通う回数が減る?デンタルモニタリングの4つのメリット

マウスピース矯正をはじめたいけれど、「定期的な通院が大変そう」「仕事や育児と両立できるか不安」という理由で一歩を踏み出せない方は非常に多くいらっしゃいます。
デンタルモニタリングは、そうした現代人のライフスタイルに寄り添い、これまでの矯正治療のハードルを大きく下げてくれるシステムです。ここでは、デンタルモニタリングを導入することで得られる4つの大きなメリットについて、詳しく解説します。

① 忙しくても大丈夫!通院回数を最小限に抑えられる

従来の一般的なマウスピース矯正では、進捗確認や新しいマウスピースをお渡しするために、およそ4週間〜6週間に1回のペースで定期的に通院する必要がありました。
しかし、デンタルモニタリングを活用すれば、スマートフォンで撮影したデータをもとに遠隔でドクターが順調かどうかを確認できるため、問題がなければ通院の頻度を「2ヶ月〜3ヶ月に1回」程度まで減らすことが可能です。
「平日は仕事が忙しくて夜しか時間が取れない」「休日は子どもを連れて歯医者に通うのが一苦労」という方でも、通院にかかる移動時間や待ち時間を大幅にカットできるため、スケジュールに無理なく矯正治療を継続できます。

② 異変にすぐ気づける!ドクターによる「毎週のチェック」

「通院回数が減るということは、それだけドクターに見てもらえる機会が減って不安全じゃないの?」と思われるかもしれません。実は、ここがデンタルモニタリングの最大のメリットであり、誤解されやすいポイントでもあります。
従来の矯正では、4〜6週間ごとの通院時にしかドクターは患者様の歯の状態をチェックできませんでした。これに対し、デンタルモニタリングでは「毎週」スマホで撮影を行っていただくため、実質的には【毎週ドクターのチェックを受けている】のと同じ状態になります。
万が一、マウスピースがしっかりはまっていなかったり、歯の動きにズレが生じたりしていても、わずか1週間という短期間でドクターが異変を察知できます。そのため、トラブルの早期発見・早期対応が可能になり、結果として非常に安全性の高い治療が実現するのです。

③ 動きの遅れを見逃さないから、治療がスムーズに進む

マウスピース矯正において最も避けたいトラブルの一つが、歯が計画通りに動いていないまま次のステップ(新しいマウスピース)に進んでしまい、後から大きなズレとなって発覚することです。最悪の場合、マウスピースの作り直しが必要になり、全体の治療期間が大幅に延びてしまうこともあります。
デンタルモニタリングの高度なAIスキャン技術は、目視だけでは気づきにくい「わずかなマウスピースの浮き」や「歯の動きの遅れ」を正確に判定します。
順調であれば次のマウスピースへ進む指示がアプリから届き、少し遅れがあれば「今のマウスピースをもう数日つけて様子を見ましょう」といった正確な指示が出ます。ドクターの適切な管理のもと、常に最短ルートで無駄なく治療をスムーズに進められるのは大きなメリットです。

④ スマホで自分の歯が動いていく変化が見えてモチベーションUP

マウスピース矯正は、毎日20時間〜22時間以上という長い時間、ご自身でマウスピースを装着し続けなければならない「自己管理」が求められる治療です。長期間におよぶ治療の中で、どうしても途中でモチベーションが下がってしまう時期があるのも珍しくありません。
デンタルモニタリングの専用アプリでは、毎週撮影したご自身の歯並びのデータを蓄積し、これまでの変化を視覚的に振り返ることができます。
「先月と比べて、ガタガタだった部分がこんなに綺麗に並んできている!」「諦めずにマウスピースをつけていてよかった!」と、ご自身の努力の成果がスマホの画面上で一目でわかるため、毎日の装着に対するモチベーションを高く維持しやすくなります。

 

一目でわかる!「従来の通院」と「デンタルモニタリング」の比較表

デンタルモニタリングを導入することで、具体的に日々の生活やマウスピース矯正の進み方がどう変わるのか、従来の通院スタイルと比較表にまとめました。

比較項目 従来の一般的なマウスピース矯正 デンタルモニタリングを活用した矯正
通院の頻度 4週間〜6週間に1回
(進捗確認とアライナーお渡しのため)
2ヶ月〜3ヶ月に1回
(問題がなければ通院回数を最小限に)
ドクターのチェック頻度 通院時の「4〜6週間に1回」のみ アプリでのスキャンによる「毎週1回」
トラブルへの対応 次の通院日まで異変に気づきにくく、治療が遅れるリスクがある 毎週チェックするため、マウスピースの浮きなどの異変にすぐ気づける
お家での安心感 「本当にこのまま進めて大丈夫かな?」と自己判断になりがち 「次のマウスピースへ進んでOK」と毎回指示が届くので安心
モチベーション維持 歯の動きの変化を実感しにくく、途中でサボりたくなってしまうことも 毎週のデータがスマホに蓄積され、歯が動く変化を視覚的に実感できる

遠隔だからこそ、従来よりも「密なチェック」が可能に

比較表を見ていただくとわかるように、デンタルモニタリングの最大のメリットは「通院回数が減るのに、ドクターに診てもらえる回数は圧倒的に増える」という点にあります。
これまでの矯正治療では、次の通院日までの約1ヶ月間は、患者様がご自宅で自己管理をがんばるしかありませんでした。しかし、デンタルモニタリングを導入すれば、スマートフォンを通じて毎週ドクターとつながることができます。

 

知っておきたい!デンタルモニタリングのデメリットや注意点

デンタルモニタリングは、マウスピース矯正の通院負担を減らし、安心感を高めてくれる非常に画期的なシステムです。しかし、どんなに優れた最新技術であっても、100%完璧でメリットしかないというわけではありません。
実際に治療をスタートしてから「こんなはずじゃなかった」と後悔しないためには、事前にデメリットや注意点についても正しく理解しておくことが大切です。ここでは、検討する前に知っておくべき3つのポイントを解説します。

定期的なスマホ撮影(スキャン)の手間がかかる

デンタルモニタリングの仕組みは、患者様がご自宅でご自身の歯並びをスマートフォンで撮影(スキャン)することで成り立っています。そのため、「定期的に自分で撮影を行う」というひと手間がどうしても発生します。
撮影頻度は一般的に1週間に1回程度ですが、慣れるまでは「うまく全体が写らない」「アプリの操作に少し戸惑う」という方もいらっしゃいます。専用のボックス(歯科用開口器)をお口に装着して撮影するため、最初の数回は少し手間に感じるかもしれません。
ただ、アプリの操作自体は非常にシンプルで、何度か撮影を重ねるうちにコツを掴み、1回あたり数分でパパッと完了できるようになる方がほとんどですので、過度に心配する必要はありません。

自己管理(マウスピースの装着時間など)がより大切になる

マウスピース矯正は、1日20時間〜22時間以上という指定された装着時間を守ることで、初めて計画通りに歯が動く治療法です。
デンタルモニタリングを導入すると、歯医者さんに直接行く回数が減るため、人によっては「見張られている感覚」が薄れ、ついマウスピースを外している時間が長くなってしまうなど、自己管理が甘くなってしまうリスクがあります。
もちろん、毎週のスキャンデータから「装着時間が足りておらず、歯が予定通り動いていない」ということはドクターに見破られてしまいますが、基本的には「患者様ご自身が毎日しっかりマウスピースを装着する」という強い意識が、従来の治療よりもさらに重要になります。

すべての通院がゼロになるわけではない

「デンタルモニタリングを使えば、もうほとんど歯医者に行かなくていいんだ!」と思ってしまう方もいらっしゃいますが、それは誤解です。
治療の要所要所では、どうしても歯科医院のチェアーに座ってドクターが直接処置を行う必要があります。例えば、以下のようなステップです。

  • 治療開始前に、お口全体の精密検査(レントゲン撮影や3Dスキャン)を行うとき
  • 歯を効率よく動かすために、歯の表面に「アタッチメント」と呼ばれる小さなプラスチックの突起をつけるとき
  • マウスピースがカチッとはまるように、歯と歯の間をほんのわずかに削る(IPR)処置が必要なとき
  • 治療がすべて終了し、最終的な噛み合わせの確認や保定装置(リテーナー)を作るとき

また、毎週のスキャンで「マウスピースが浮いている」「計画とズレている」というエラー判定が出た場合は、予定を早めて急遽クリニックへご来院いただくこともあります。あくまで「順調なときの無駄な通院を減らすシステム」であり、完全に通院がゼロになるわけではない点は頭に入れておきましょう。

 

デンタルモニタリングはこんな人におすすめ!

ここまでデンタルモニタリングのメリットとデメリットを詳しく見てきましたが、「結局のところ、自分に合っているのかな?」と迷われている方も多いのではないでしょうか。
マウスピース矯正を進める上で、このシステムをぜひ活用していただきたいのは、以下のようなライフスタイルやご希望をお持ちの方々です。

こんな方にぴったりです!

  • 仕事や育児・学業が忙しく、頻繁に歯医者に通うのが難しい方
  • 遠方のクリニックや、信頼できるドクターのもとで矯正治療を受けたい方
  • 次の通院日までに、計画通りマウスピースで歯が動いているか不安になる方
  • スマートフォンでの写真撮影やアプリの操作に大きな抵抗がない方

ケース①:仕事や育児で、頻繁に歯医者に通うのが難しい方

「歯を綺麗にしたいけれど、平日は仕事が終わるのが遅いし、週末はプライベートの予定や休息で埋まってしまう…」というビジネスパーソンや、「小さな子どもを連れて毎月のように歯医者に通い、長い待ち時間を過ごすのは本当に一苦労…」という子育て世代の方にこそ、デンタルモニタリングは最適です。
問題がなければ通院は2〜3ヶ月に1回程度で済むため、貴重な休日を丸ごと潰す必要がなくなります。ご自宅のリラックスできる環境で、夜のスキマ時間などにパパッとスマホ撮影を済ませるだけで、本格的なマウスピース矯正を無理なく生活に組み込むことができます。

ケース②:信頼できるドクターのもとへ「遠方から通いたい」方

「本当に信頼できる歯科医院で矯正を受けたいけれど、自宅や職場から少し遠い…」という理由で諦めていませんか?デンタルモニタリングを導入しているクリニックであれば、物理的な距離のハードルをグッと下げることができます。
従来の矯正治療のように毎月通うとなると交通費や移動時間が大きな負担になりますが、通院回数を最小限に抑えられるデンタルモニタリングなら、新幹線や特急を利用するような遠方にお住まいの方でも、負担を最小限に抑えながら通院・治療を継続することが可能になります。

ケース③:次の通院日までに、計画通り動いているか不安になる方

マウスピース矯正は、従来のワイヤー矯正と違って「器具が外れた!」といった見た目の変化が分かりにくいため、「本当にこれで合っているのかな?」と一人で不安を抱え込みがちです。
心配性な方や、過去に別の治療でスケジュール通りに進まなかった経験がある方にとって、毎週アプリを通じて届く「次のマウスピースへ進んでOKです」というドクターからのメッセージは、何よりの安心材料になります。不安をこまめに解消しながら、二人三脚でゴールを目指したい方に強くおすすめします。

ケース④:スマートフォン操作や写真撮影に抵抗がない方

デンタルモニタリングは、毎日の生活の中でスマートフォンを使い慣れている方にとっては、非常に楽しく、かつスムーズに取り組めるシステムです。
日常的にSNSへの投稿や写真撮影、スマートフォンのアプリ管理を行っている方であれば、専用ボックスを使った歯の撮影(スキャン)も、まるで「新しい自撮りアプリ」を触るような感覚で、すぐにコツを掴んでいただくことができます。
また、自分の健康状態や治療の進捗データをデジタルで管理・視覚化することが好きな方にとっても、毎週自分の歯が綺麗に並んでいくプロセスがアプリ内に蓄積されていくのは、一種の楽しさや達成感に繋がります。「せっかくマウスピース矯正をやるなら、賢く、スマートに治療を進めたい!」という方には、まさにぴったりの選択肢と言えます。

 

矯正の通院回数が減る?梅田でデンタルモニタリングならYASUOKA DENTAL OFFICE UMEDAへ 

当院ではこのデンタルモニタリングシステムを導入しています。
患者様の通院負担を軽減したいという想いはもちろん、アプリを通じていつでもドクターと繋がり、リアルタイムにお口の状況を共有し合える「高い安心感」をお届けしたいからです。お仕事や育児で忙しい方、遠方の方でも、毎週のデジタルチェックとドクターの密なサポートがあるため、従来の治療以上に安心して綺麗な歯並びを目指せます。
マウスピース矯正を成功させるために最も重要なのは、治療をスタートする前の綿密な計画と、ご自身の納得感です。「スマホでの撮影が自分にもできそうか」「ライフスタイルに合うか」など、少しでも気になることがあれば、ぜひ当院の無料カウンセリングでお気軽にご相談ください。お一人おひとりのお悩みに徹底的に寄り添い、最新技術を駆使しながら、最終的な「美しい仕上がり」へ向けて最適なプランをご提案いたします。
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この記事の監修医師
医療法人 翼翔会理事長
安岡 大志
当オフィスは患者様とのコミュニケーションを重視し、価値観やライフステージに合わせた最適な治療を提供いたします。患者様のご希望を叶えることが私たちの喜びですので、どんなことでもお気軽にご相談ください。監修者プロフィール詳細を見る⇒

大阪歯科大学卒業後、最新の歯科治療技術を研究。数多くの症例を経験したのち、安岡デンタルオフィスを開業後、医療社団法人翼翔会の理事長に就任。臨床歯周病学会、国際口腔インプラント学会(ICOI)、日本口腔インプラント学会、日本臨床歯科学会などに所属、ICOI認定の指導医でもある。

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