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2024.07.02

ブリッジ治療後の舌の違和感はいつまで続く? 違和感の原因も解説!

ブリッジとは歯を失った時に、両隣の歯を土台として人工歯(ポンティック)を被せる治療法です。ブリッジで治療した際に、舌に違和感を感じる方も一定数います。

この記事では、その原因や対応策についてまとめましたので、ブリッジに不安やお悩みをお持ちの方は、ぜひ最後までご覧ください。

ブリッジとは?

ブリッジは失った歯を補う治療法のひとつで、失った歯の両隣の歯を支えとし、人工歯(ポンティック)を連結させる方法です。

メリットには

  • 保険適用が可能な素材の場合は、費用を抑えられる
  • 治療期間が約1〜2ヶ月と比較的短期で完了する
  • 部分入れ歯に比べてしっかり噛める

が挙げられます。

 

デメリットには

  • 失った歯の両隣にある健康な歯をたくさん削る必要があること
  • 保険適用の場合は審美性が天然歯に比べて劣ること
  • ブリッジの支えとなる歯のケアが難しいこと

が挙げられます。

ブリッジで舌に違和感を感じる原因

ブリッジ治療の直後に、舌に違和感を感じる方が一定数います。原因のひとつに、舌のセンサー機能があると言われています。

 

人は安全な食べ物を食べなければ生きていけません。そのため、味や食感から食べ物の安全性をはかれるよう、舌にはとても鋭敏なセンサー機能が備わっています。

 

その舌の鋭敏なセンサー機能が、慣れた天然歯ではなく、新しく入ったポンティックに触れた場合、違和感を感じるのは当然のことなのです。

ブリッジの違和感はいつまで続く?

治療直後は、土台となる歯を削るなどしているため、治療自体に問題がなくても痛みや違和感が出やすくなっています。時間が経つにつれて、慣れて違和感が低減する場合も多くありますので、2週間~1ヵ月は様子を見てみるのも良いでしょう。

 

ただ、

  • 我慢できないほど痛い
  • 痛みや違和感がどんどん強くなってきている
  • 1ヶ月以上経っても違和感が治らない

などの様子が見られる場合には、早めに歯科医師に相談しましょう。

別の要因があるかもしれません。

特に違和感が出やすいポンティックの形は?

ポンティックにもいくつかの種類があり、舌感(舌触り)が良いものと悪いものがあります。以下で代表的なポンティックの舌感や清掃性の良さについて説明します。

離底型

ポンティックと歯茎との間が離れており、食べ物は詰まりやすいですが、清掃はしやすくなっています。舌感は良くありません。審美性が低く、息が漏れやすいため、下顎大臼歯など見えにくく発音に関係ない部分に適用されることがタイプです。

船底型

船の底のような丸みのある形をしています。歯茎にしっかりフィットしているため、見た目が自然です。舌感が比較的良く、歯茎に接している部分に食べ物は詰まりやすくはありますが、歯ブラシやフロスでの掃除はしやすくなっています。下あごの臼歯のみに適応。

リッジラップ型

もとの歯の形に近いボリュームがあり、見た目も自然です。舌感が良く、歯ブラシで掃除しやすくなっています。息モレもしにくいため、前歯にも使用可能です。下あごの臼歯部以外に適応。

鞍状型

馬の鞍(くら)のように歯肉をまたぐように作られています。舌感は比較的良く、物が詰まりにくい利点がある一方、清掃が難しいという欠点があります。今はあまり使われない形です。

オベイト型

天然歯のような卵形をしているのが特長です。歯茎にくぼみを作って、その中にポンティックを入れることで自然な見た目を再現できますが、くぼみを作るための外科的処置が必要となります。舌感は比較的良いですが、清掃は難しい形です。

ブリッジ治療後、数年して違和感が出てきたら

治療後、数年してから違和感が出て来る場合もあります。その場合の原因は、次のようなものが考えられます。

ブリッジが劣化した

ブリッジの平均寿命は、約7年~8年といわれています。ただ、寿命は土台とする歯や歯茎の状態などによって左右され、人によってはもっと短く寿命を迎えることもあります。反対に、8年以上使える場合も、もちろんあります。

虫歯や歯周病になっている

ブリッジ自体は人工歯なので虫歯にも歯周病にもなりません。しかし、土台となる歯は天然歯のため、清掃が不十分だと虫歯や歯周病になる可能性が高まります。虫歯や歯周病が進行すると、痛い・歯がぐらつくなどの症状が見られます。

土台にしている歯の根が折れた

元々歯ぎしりや食いしばりが強い方や、スポーツや転倒して歯に大きな力を加わることで、ブリッジに強い負荷がかかり、土台にしている歯の根が折れてしまうことがあります。歯の根は歯肉に覆われているため、外から折れているかが分かりづらいのです。

清掃不良

ポンティックには清掃しづらく、汚れが残りやすい形状のものもあります。汚れが残った状態が続くと、歯肉が炎症を起こし、痛みや違和感が出ることがあります。

ブリッジ治療後数年してからの違和感には上記のような原因が考えられます。いずれの原因にせよ、違和感を感じたら早めに歯科医院にかかるようにしましょう。

 

放置している間に歯を抜かなくてはいけなくなったり、隣接している他の歯にも影響が及んだりする可能性があります。

ブリッジのお手入れの仕方

ブリッジを問題なく使おうと思うと、日々の丁寧な清掃が必要となってきます。清掃をきちんとすることは、ブリッジの寿命を長く保つことにもつながります。

歯ブラシで磨く

ブリッジは取り外しできませんので、付けた状態のまま、まず歯ブラシで磨きます。ポンティックと歯茎の間は特に汚れが溜まりやすい場所なので、歯ブラシと歯の表面が45度になるように、歯ブラシを傾けて優しく磨きましょう。

 

強い力で磨いた方がきれいになると考えがちですが、歯肉を傷つけて歯茎が下がる原因となる可能性があります。歯ブラシは優しい力で小刻みに動かして、1本1本を丁寧に磨くようにしましょう。

スーパーフロスを使う

ブリッジ専用フロス・スーパーフロスを使うのもお勧めです。紐状になっており、通しやすいよう先端は硬くなっていますが、中央はやわらかいスポンジ状になっています。

 

スポンジ部分が真ん中にくるようにして、ポンティックと歯肉の間を往復させながら汚れを取り除きます。最後は横から引き抜きます。その後、別の部分で使用する場合は、汚れを拭き取ってから使用してください。

歯間ブラシを使う

歯間ブラシもスーパーフロスのように、ポンティックの清掃に使えます。ゴムタイプと毛タイプがありますが、毛タイプの方が汚れを取り除きやすいのでお勧めです。

 

ポンティックと歯肉の隙間が狭い場合は、歯間ブラシだと傷を付けてしまうこともあるので、スーパーフロスの方が適しています。

梅田でブリッジをするならYASUOKA DENTAL OFFICE UMEDA

歯を失った時の治療法には、ブリッジのほかに入れ歯やインプラントもあります。どの治療法を選択するかを考える時に大切なのは、歯を失った原因を知ることです。

当院では、治療前に虫歯の有無だけでなく、レントゲンや歯周組織の検査、唾液テストなどを実施。その結果と患者様のご希望に基づいて、一人ひとりに合った治療法を提案します。

 

また、治療を終了してからも、ブリッジの寿命を長く保たせるためには日々の清掃が欠かせません。きちんとお手入れできているかを確認する意味でも、定期的なメンテナンスに来ていただきたいと考えています。

 

当院ではメンテナンスに来ていただきやすいよう、メンテナンス専用のフロアを設けるなどしています。スタッフが一丸となりしっかりとサポートする体制を整えていますので、梅枝でブリッジを検討の方はぜひお問い合わせください。

 

自信を持って笑ったり、食事をしたりする姿を一緒にイメージしていきましょう。

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