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食いしばりや歯ぎしりで顔が大きくなる?エラ張りの原因と歯科での治療

実は、顔が大きく見える原因は、脂肪やたるみだけとは限りません。
無意識のうちに行っている食いしばりや歯ぎしりが、お顔の印象を大きく変えてしまっている可能性があります。
食いしばりや歯ぎしりが続くと、エラの筋肉である「咬筋(こうきん)」が過度に発達し、フェイスラインが四角く張ったように見えることがあります。
特に、就寝中の歯ぎしりや、日中に上下の歯を接触させ続ける「歯の接触癖(TCH)」は、自分では気づきにくい一方で、お顔や歯に大きな負担をかけています。
こうした食いしばりや歯ぎしりは、セルフケアでの改善も期待できますが、歯科医院での専門的な治療も効果的です。マウスピースで歯を守るだけでなく、ボトックス治療や噛み合わせの調整を行うことで、筋肉の緊張を和らげ、根本的な改善を目指せるケースも少なくありません。
今回は、歯科医院の視点から、食いしばりが顔を大きく見せるメカニズムと、その改善方法について分かりやすく解説します。

 

なぜ「食いしばり・歯ぎしり」で顔が大きくなるの?

食いしばりや歯ぎしりによって顔が大きく見える主な原因は、エラの部分にある筋肉が過剰に発達してしまうことです。

咬筋の発達によってエラが張る

私たちの顔には、食べ物を噛む時に使う「咬筋」という筋肉があります。
食いしばりや歯ぎしりの癖がある方は、この咬筋を無意識のうちに長時間使い続けている状態です。
特に、就寝中の歯ぎしりや強い食いしばりでは、普段の食事時以上の強い力が加わることもあります。
その結果、筋肉が鍛えられすぎて厚みを増し、外側へ張り出してしまいます。
これは、筋トレによって腕や脚の筋肉が発達するのと同じ。
咬筋が発達すると、フェイスラインが四角く見えやすくなり、「エラ張り」や「顔が大きくなった」と感じる原因の一つになります。

むくみも顔を大きく見せる原因に

食いしばりによって筋肉が常に緊張した状態になると、血流やリンパの流れが悪くなります。
すると、お顔に余分な水分がたまりやすくなり、慢性的なむくみにつながることがあります。
筋肉の張りに加えてむくみが起こることで、フェイスラインがぼやけ、さらに顔が大きく見えやすくなるのです。

 

食いしばり・歯ぎしりの主な原因

「無意識だから防ぎようがない」と思われがちな食いしばりや歯ぎしりですが、それらを引き起こすきっかけは、いくつか存在します。

ストレスや緊張

大きな原因の一つが精神的なストレスです。
仕事や人間関係で緊張を感じているとき、体は無意識に力を入れてストレスを分散させようとします。
これが就寝中の歯ぎしりや、日中の食いしばりとして現れます。

集中している時の癖(TCH)

パソコン作業、スマホの操作、料理など、何かに夢中になっている時に、上下の歯が接触し続けていることはありませんか?
これはTCH(歯列接触癖)と呼ばれ、弱い力であっても長時間続くと筋肉を疲弊させ、エラを張らせる大きな原因になります。

噛み合わせの不調

特定の歯が高い、あるいは抜けたまま放置している箇所があるなど、噛み合わせのバランスが崩れていると、無意識にバランスを取ろうとして強く噛み締めてしまうことがあります。

 

食いしばり・歯ぎしりのセルフチェックリスト

 

自分では気づきにくい、夜間の歯ぎしりや無意識の食いしばり。まずは、ご自身に当てはまる項目がないかチェックしてみましょう。
✓ 日中、集中している時に上下の歯を当てたり、食いしばっている
✓ 朝起きた時に顎や頬の筋肉が張っている(こっている)
✓ 頬の内側や舌に歯を押し付けた跡(圧痕)がある
✓ 家族に「歯ぎしりをしている」と言われたことがある
✓ 歯がすり減って短くなってきている
✓ 歯の根元が削れている(くさび状欠損)
✓ 下顎の内側や上顎の真ん中に骨のコブ(骨隆起)がある
✓ 詰め物がよく取れたり、割れたりする
✓ 虫歯ではないのに歯がしみる(知覚過敏)
✓ 歯に亀裂(ヒビ)が多く見える
これらに心当たりがある方は、日常的に強い力が顎にかかっている可能性が高いと言えます。

 

放置すると怖い、食いしばり・歯ぎしりのリスク

食いしばりや歯ぎしりの問題は、単に「顔が大きく見える」といった美容面だけではありません。
実は、お口全体の健康にも大きな負担をかけてしまいます。
強い力が長時間かかり続けることで、歯や顎、筋肉にダメージが蓄積し、さまざまなトラブルを引き起こす原因になるのです。

歯がボロボロになってしまう

食事の時にかかる力は自分の体重程度と言われていますが、睡眠中の歯ぎしりでは、その数倍から10倍近い負荷がかかることもあります。
これほどの力が毎日かかり続けると、歯がすり減って短くなったり、詰め物が頻繁に取れたり、健康な歯が根元から割れてしまうこともあります。

顎関節症(がくかんせつしょう)への発展

顎の関節に過度な負担がかかると、「口が大きく開かない」「顎を動かすとカクカク音がする」といった顎関節症の症状につながることも。

さらに、悪化すると食事が困難になるほど痛みが出る場合もあります。

 

お家で緊張をリセット! 顔の筋肉をほぐすマッサージ

 

硬くなった咬筋(こうきん)を優しくほぐして、筋肉の張りと血行をケアしましょう。お風呂上がりや、寝る前に行うのが効果的です。

咬筋の円形マッサージ

  1. 奥歯をグッと噛み締めた時に、ポコッと盛り上がる部分(エラの上あたり)に、人差し指・中指・薬指の3本を当てます。
  1. 「の」の字を書くように、ゆっくりと円を描きながらほぐします。

15〜30秒ほど、痛気持ちいいと感じるくらいの強さで優しく回しましょう。

側頭筋(そくとうきん)のストレッチ

実は、頭の横にある筋肉も、噛む時に連動して動いています。ここをほぐすと顎の疲れが取れやすくなります。

  1. こめかみの少し上、耳の周辺に手のひらを当てます。
  2. 斜め上(後頭部方向)に引き上げるようにして、円を描きながら揉みほぐします。顎の力を抜いて、口を少し半開きにした状態で行うとより効果的です。

※注意点
マッサージは、筋肉を柔らかくすることが目的です。
力を入れすぎて肌をこすったり、顎の関節を強く押しすぎたりしないよう注意してください。
痛みがある場合は無理に行わず、歯科医師にご相談ください。

 

歯ぎしり・食いしばりを防ぐ、リラックスのコツ

治療やマッサージと並行して、日々の生活で以下のことを意識してみてください。

歯を離すことを意識する

本来、リラックスしている時の上下の歯の間には、2mmほど隙間があるのが正常です。
仕事中や家事の合間に「今、噛んでいないかな?」と確認し、歯が触れていたら離す習慣をつけましょう。

スマートフォンの使いすぎに注意

下を向いて長時間スマホを見ていると、自然と顎に力が入りやすくなります。

枕の高さを見直す

高すぎる枕は首や顎への負担を強め、食いしばりを誘発することがあります。

 

歯科医院でできるケアと費用目安

 

「癖だから治らない」と諦める必要はありません。歯科医院では、医学的根拠に基づいたアプローチで、食いしばりによるエラ張りを改善へと導きます。
YASUOKA DENTAL OFFICE UMEDAでの2026年5月現在の費用もご紹介します。

ボツリヌス療法(ボトックス)初回 33,000円 (税込)

過剰に発達してしまった咬筋に、筋肉の緊張を和らげる薬剤を注入する治療法です。
噛み合わせの専門家である歯科医師が、お口全体のバランスを見ながら、適切な箇所に注入を行います。
必要以上の噛む力が抑えられるため、フェイスラインがスッキリする効果が期待できます。また、無理な力が加わらなくなることで、食いしばり・歯ぎしり自体の軽減にもつながります。

スプリント療法(マウスピース)約5,000円(3割負担)

寝ている間に専用のマウスピースを装着する方法です。
上下の歯が直接ぶつかるのを防ぎ、歯の摩耗や割れをガードします。
また、顎関節にかかる圧力を分散させることで、翌朝の顎の疲れや肩こりを軽減します。
保険適用で作成可能です。

噛み合わせの調整

歯ぎしりや食いしばりの原因が噛み合わせのズレにある場合、特定の歯だけが強く当たらないよう調整を行ったり、矯正治療をご提案したりすることもあります。
原因を根本から解決することで、再発を防ぎます。
当院の矯正治療については以下のサイトをご確認ください。
矯正治療について詳しくはこちら

 

梅田でエラ張りや顔の大きさでお悩みならYASUOKA DENTAL OFFICEへ

「エラ張り」や「顔の大きさ」のお悩みは、実は歯医者さんで解決できるケースも多くあります。
さらに、食いしばりや歯ぎしりを改善することは、見た目の美しさを取り戻すだけでなく、大切なご自身の歯を一生守り続けることにも直結します。
YASUOKA DENTAL OFFICE UMEDAでは、食いしばりや歯ぎしりで受診された患者様に対して、「どれくらい強く、どのように噛んでいるか」を以下のポイントから医学的に診断します。

  • 歯の状態(摩耗やヒビ):歯の表面が不自然に平らになっていたり、細かいヒビが入っていたりしないか。
  • お口の中のサイン:頬の内側に白い線(圧痕)が出ていないか、舌の縁がガタガタしていないか(舌圧痕)。
  • 骨隆起の有無:強い力に耐えるために、顎の骨が盛り上がってコブのようになっていないか。
  • レントゲン診査:顎の関節の形や、歯を支える骨がダメージを受けていないか。
  • 筋肉の触診:左右のバランスや筋肉の硬さ。

このように多角的に分析することで、一人ひとりの顔が大きく見える原因に合わせた適切な治療計画を立てることが可能になります。
「朝の顎の疲れから解放されたい」
「スッキリしたフェイスラインを取り戻したい」
「将来、歯を失いたくない」
そんな思いがある方は、ぜひ一度当院へご相談ください。お口の中から、あなたの毎日をより明るく、健康的にするお手伝いをいたします。

歯ぎしり・食いしばり改善
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