1. TOP
  2. 投稿
  3. 歯周病のメカニズムとは?原因や重度症状に至るまでの過程も紹介

歯周病のメカニズムとは?原因や重度症状に至るまでの過程も紹介

「もしかしたら歯周病かもしれない…歯ぐきの腫れや痛みの原因が気になる」という方もいらっしゃるかと思います。

歯周病には、初期のサインから重度の症状まで段階があります。まずはその仕組みを知ることで、心配を和らげることができます。

この記事では、歯周病のメカニズムや原因、進行の過程、そして日常でできる予防法についてわかりやすく解説します。

 

歯周病とは?メカニズムと原因を解説

歯周病とはどのような疾患なのでしょうか。基本的なメカニズムと原因を詳しく説明します。

  • 歯周病が発生するまで
  • 歯周病の主な原因

歯周病が発生するまで

歯周病は、主にプラーク内の歯周病菌によって引き起こされる感染症です。

まず、不適切な歯磨きなどによりプラークが歯と歯茎の境目である歯肉溝に溜まります。この細菌の塊が毒素を出すことで、歯茎に炎症が起こり、赤く腫れて出血しやすい歯肉炎になるという流れです。この段階では、炎症は歯茎にとどまっています。

プラークを放置し続けると、唾液中の成分と結合して硬い歯石となり、歯周病菌の温床が拡大します。

ここまでくると、炎症が歯茎の奥にある歯を支える骨である歯槽骨にまで波及し、骨を溶かし始める歯周炎へと進行します。

歯周病の主な原因

歯周病の直接的な原因は、歯と歯茎の境目などに付着するプラークです。プラークとは、口の中にいる約1,000種類もの細菌が作る、粘着性の高いバイオフィルムの塊のことです。この中に含まれる特定の歯周病菌が毒素を排出します。

この毒素が歯茎に炎症を引き起こすのが歯周病の始まりです。プラークが長期間放置されると、唾液中の成分と結合して硬い歯石となり、さらに細菌が付着しやすい温床を作ります。

喫煙、糖尿病、ストレス、不規則な生活習慣など、全身の免疫力を低下させたり、歯周組織に負担をかけたりする要因が追加されると、病気の進行は大きく悪化します。歯周病の主な原因は「プラーク」と「体の抵抗力の低下」の2点に集約されると言っても良いでしょう。

 

歯周病が重度の末期状態に至るまで

歯周病の始まりから歯の脱落に至るまで、歯周病の進行具合を詳しく説明します。

  • 症状のない初期段階:歯肉炎
  • 破壊が始まる中期段階:軽度〜中等度歯周炎
  • 歯を失う末期段階:重度歯周炎

症状のない初期段階:歯肉炎

歯肉炎は、歯周病の最も初期の段階で、炎症が歯茎のみに限られている状態です。

プラーク内の細菌毒素によって歯茎が赤く腫れたり、歯磨きやフロスで出血しやすくなったりしますが、ほとんどの場合、痛みなどの自覚症状はありません。

歯槽骨の破壊はまだ始まっておらず、歯周ポケットの深さも1〜2mm程度浅さです。初期段階であれば、適切なブラッシングと歯科でのクリーニングにより炎症を鎮めることも可能です。

破壊が始まる中期段階:軽度〜中等度歯周炎

軽度〜中等度歯周炎は、歯肉炎から進行し、歯を支える組織の破壊が始まった状態です。

歯肉の炎症が歯茎の下、歯の根を覆う歯根膜や歯槽骨にまで波及し、骨が溶け始めます。骨が溶けることによって、想定される歯周ポケットの深さは3〜6mm程度です。

症状が進むと、歯茎からの出血や腫れが頻繁になり、口臭が強くなります。さらに進行すると、歯周ポケットの奥で細菌が増殖し、押すと膿が出たり、歯槽骨の吸収により歯がわずかにグラグラしたりする症状が現れます。

中程度の症状では自然治癒は難しくなり、専門的な治療が必要です。

歯を失う末期段階:重度歯周炎

重度歯周炎は、歯周病の最終段階であり、歯槽骨が大きく失われた状態です。

重度まで進むと、炎症が広範囲に及び、歯槽骨が半分以上、あるいはほとんど溶けてしまいます。歯周ポケットは6mm以上にまで深くなり、歯の根元が露出することから、その見た目は「歯が長くなったのでは?」と勘違いするほどです。

最も深刻な症状は、歯槽骨が歯を支えきれなくなり、歯が激しくグラグラと動揺することです。強い口臭や、常に歯茎から膿が出続ける状態も多く見られます。最終的には、歯が自然に抜け落ちるか、やむを得ず抜歯が必要となり、歯を失うことになります。この段階では、通常の治療は難しいです。専門的な外科処置が中心となります。

 

歯周病を悪化させる疾患や生活習慣

歯周病は他の疾患や生活習慣と密接に結びついています。

歯周病と疾患や生活習慣との関連性について、詳しく説明します。

  • 生活習慣と歯周病
  • 歯周病へ悪い影響を与える疾患や癖

生活習慣と歯周病

喫煙

喫煙は、歯周病の最大の危険因子の一つです。タバコに含まれるニコチンや一酸化炭素は、血管を収縮させ、歯茎の血行不良を引き起こします。

歯茎の血行不良は、歯周病菌と闘うための酸素や栄養の流れを阻害してしまいます。結果として、免疫力や治癒力が著しく低下するという悪循環です。

また、喫煙者は歯茎の炎症や出血といった初期の自覚症状が出にくいため、病気の進行に気づくのが遅れがちです。

さらに、喫煙は歯茎の回復を妨げるため、治療効果が半減し、重症化や再発のリスクが非喫煙者と比べて格段に高くなります。禁煙は歯周病治療の成功に不可欠です。

ストレスと睡眠不足

直接の因果関係はありませんが、ストレスに晒され睡眠不足が続いてしまうと、体の免疫機能が大きく低下してしまい、歯周病の進行が早くなってしまいます。

抵抗力が低下してしまうと、口の中で増殖する歯周病菌に対して、免疫細胞は良い働きができません。やがては、炎症がコントロールできずに症状が悪化しやすくなります。

また、ストレスは歯ぎしりや食いしばりといった、歯や歯周組織に過度な力がかかる癖を誘発する傾向があります。

外からかかる強い力も歯周組織の破壊を早めるため、ストレスや睡眠不足の管理は、歯周病の予防と治療において欠かせません。

適当なオーラルケア

歯周病の原因となるプラークは、毎日のブラッシングでしっかり除去しなければいけません。磨き残しが多いと歯と歯茎の隙間にプラークが溜まり続けてしまいます。

プラークが溜まり続けてしまうと、セルフケアでは到底除去できない歯石となってしまい、歯周病菌の温床がさらに拡大してしまいます。

また、力の入れずぎなど間違った方法で行うブラッシングも危険です。歯茎の炎症を招いてしまうかもしれません。歯周病はプラークが原因の感染症です。毎日の丁寧なプラークコントロールを怠らないようにしましょう。

歯周病へ悪い影響を与える疾患や癖

糖尿病

糖尿病と歯周病は、互いに悪影響を及ぼし合う双方向の関係性を持っています。

糖尿病による高血糖状態は、血管へ深刻なダメージを与えてしまい、歯茎への血流を妨げます。血流の低下とともに懸念されるのは、免疫細胞の働きの低下です。そのままだと感染への抵抗力が低下します。

糖尿病の進行とともに、歯周病の悪化も進んでしまうというわけです。

また、歯周病による炎症性物質が全身を巡ることで、インスリンの働きを邪魔し、さらに血糖値を悪化させるという悪循環が生じます。

歯ぎしり

歯ぎしりや食いしばりは、直接的な歯周病の原因ではありませんが、歯周病を悪化させる要因となり得ます。

歯ぎしりで加わる力は、想像以上のものです。強い力が睡眠中に歯周組織に加わり続けると、弱っている歯槽骨にさらなるダメージを与えてしまいます。

細菌による炎症に加えて、過剰な物理的負荷が重なることで、歯のグラつきが急速に悪化し、最終的に歯を失うリスクを高めてしまう、というわけです。

歯ぎしりの癖がある場合、歯周病の治療の一環として、マウスピースの作成も検討しなければいけません。

 

歯周病を食い止めるために!効果的な予防方法を紹介

基本にして最大の効果が得られる2つの予防法について、詳しく説明します。

  • 徹底的なセルフケア
  • 歯科医院での定期検診

徹底的なセルフケア

徹底的なセルフケアは、歯周病予防と進行阻止の土台と言っても過言ではありません。

歯周病の原因は、毎日の生活の中で蓄積されたプラークです。

細菌の増殖を抑えるプラークコントロールこそが、歯周予防の基礎と言っても過言ではありません。

具体的には、正しいブラッシング技術を身につけることに加え、歯ブラシだけでは届かない歯と歯の間や歯周ポケットの汚れを、デンタルフロスや歯間ブラシといった補助器具を使って徹底的に取り除く必要があります。

セルフケアでプラークを毎日除去できれば、歯周病の発生を根本から防ぐことができます。

歯科医院での定期検診

歯科医院での定期検診は、セルフケアでは対応できない部分を補います。

歯周病は初期段階では自覚症状がないケースが多いです。進行に気づきにくい「沈黙の病」とも言えます。

定期検診では、歯科医師や歯科衛生士が歯周ポケットの深さや歯茎の状態を測定し、早期の異常を見つけ出します。

さらに、自宅での歯磨きでは除去できない、硬く付着した歯石やバイオフィルムを、スケーリングやPMTCを用いて徹底的に除去することも可能です。

歯科医院でしかできない専門的な対処が受けられるのは、定期検診の大きなメリットの一つです。

 

YASUOKA DENTAL OFFICE UMEDAで始める、歯周病予防と健やかな口内環境づくり

歯周病の基本的な予防は、毎日のセルフケア以外にありません。丁寧なセルフケアの積み重ねが健全な口内環境を育みます。セルフケアでカバーしきれない箇所は定期検診で補いましょう。

歯科医院の定期検診なら、セルフケアでカバーしきれない箇所でも専門の機器を使って綺麗にしてくれます。

YASUOKA DENTAL OFFICE UMEDAでは、80歳で20本の歯を残すことを目標に、予防歯科にも力を入れています。

歯周病や歯の健康が気になり始めた方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。最良の予防歯科を提供させていただきます。

歯周病特化治療(THP)はこちら⇒

予約について⇒YASUOKA DENTAL OFFICE UMEDA

 

まずは無料カウンセリングへ

あなたのお悩みをお聞かせください。
最適な治療プランをご提案します。