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2024.10.29

歯周病の臭いが気になる方へ-セルフチェックと予防法を徹底解説

こんにちは!YASUOKA DENTAL OFFICE UMEDAです。

「歯周病の臭いが気になる」という検索をして、このページにたどり着いた皆さん、もしかしたら口臭や歯周病について心配されているのではないでしょうか?この記事では、歯周病が引き起こす口臭の原因や特徴、セルフチェック方法、さらには予防法について詳しく紹介していきます。これを読むことで、歯周病の臭いに対して正しい理解が得られ、セルフチェックや早期発見、そして予防に役立つ情報を知ることができます。 

この記事は、口臭が気になっている方や、歯周病の可能性があるのではないかと心配している方に特に読んでいただきたい内容です。また、セルフチェックを試してみたい方や、予防方法を探している方にも必見です。ぜひ最後までお読みください!

歯周病の臭いの原因は?

歯周病の臭いは、主に口腔内の細菌が原因で発生します。歯周病菌が歯と歯茎の間で増殖し、毒素を放出することで独特な臭いを引き起こします。ここでは、歯周病が進行することでどのように臭いが発生するかを詳しく見ていきます。

歯周病菌が発生させるガス

歯周病菌は、揮発性硫黄化合物(VSC)と呼ばれるガスを生成します。このガスには、腐った卵や生ゴミのような臭いがあり、特に歯周病が進行している場合に強く感じられます。これが、口臭の主な原因となります。

歯周病が進行すると歯槽膿漏へ

歯周病が進行すると、歯茎が炎症を起こし、歯槽膿漏へと悪化します。この段階になると、歯茎から膿が出てきて、さらに強烈な臭いを放つことがあります。この状態では、早期に歯科医院での治療が必要です。

歯周病の口臭とはどんな臭い?

歯周病による口臭は、日常的な口臭とは異なり、特定の不快な臭いを伴うことが特徴です。以下に、歯周病が原因となる具体的な臭いを紹介します。

腐ったタマネギのような臭い

歯周病が進行すると、口腔内の細菌が硫黄化合物を生成し、腐ったタマネギのような強烈な臭いを放ちます。この臭いは周囲の人にも気付かれるほど強いことがあります。

卵が腐ったような臭い

揮発性硫黄化合物の一つである硫化水素が原因で、卵が腐ったような臭いが発生します。この臭いは、特に唾液が少ない時や、口内が乾燥している時に強く感じられます。

生ゴミのような臭い

歯周病菌の繁殖が進むと、腐敗物質が蓄積し、生ゴミのような嫌な臭いを発生させることがあります。これは、特に重度の歯周病患者に見られる症状です。 

歯周病の臭いをセルフチェック方法

歯周病による口臭を感じた時、早期にセルフチェックを行うことが重要です。以下の方法で、自宅で簡単にチェックすることができます。

コップや袋を使ってチェックする

コップやビニール袋に自分の息を吐き、しばらくしてからその臭いを確認する方法です。自分の口臭を直接確認できる簡単な方法ですが、あくまで参考程度です。

乾いた唾液の臭いでチェック

ガーゼやティッシュで唾液を拭き取り、乾かしてからその臭いを嗅いでみる方法です。乾いた状態の唾液からは、歯周病による臭いが特に強く感じられることがあります。

口臭チェッカーでチェック 

市販の口臭チェッカーを使用することで、数値として口臭を確認できます。歯周病による口臭もこのチェッカーである程度把握できるため、自分の口臭を客観的に評価したい方におすすめです。

細菌検査をしてみる

歯科医院で行う細菌検査により、口臭の原因が歯周病であるかどうかを特定することができます。歯周病の進行度合いや治療方針を決める上でも有用です。

なぜ自分では口臭に気づかないの?

 自分の口臭に気づかない理由はいくつかあります。ここでは、その理由について詳しく説明します。

ヒトは臭いに慣れてしまう 

人間の嗅覚は、同じ臭いに長時間さらされると、その臭いに慣れてしまいます。これが、他人には強烈に感じる口臭でも、自分では気づきにくい原因の一つです。

マスクを付けると臭いが気になるのはなぜ?

マスクを着用することで、自分の呼吸や口内の湿度が高まり、臭いがこもるため、口臭をより強く感じることがあります。特に歯周病の人は、この現象を強く感じることが多いです。

歯周病の症状とは?

歯周病は、口臭以外にもさまざまな症状が現れます。以下のような症状がある場合は、早めに歯科医院を受診することをおすすめします。

歯茎が赤く腫れている

歯周病の初期段階では、歯茎が赤く腫れ、触れると痛みを感じることがあります。これが続く場合、歯周病の進行が疑われます。

歯磨きの際に歯茎から血がでる

歯磨き中やフロスを使用した際に歯茎から出血する場合、歯周病の兆候です。出血が頻繁に起こる場合は、歯科医院での診断が必要です。

口臭が強い

歯周病による口臭は、腐ったような臭いが特徴です。この臭いが持続的に感じられる場合、歯周病が原因の可能性があります。

歯茎に膿がたまる

歯周病が進行すると、歯茎に膿がたまることがあります。これは、感染が進行している証拠であり、緊急の治療が必要です。

歯がぐらつく

歯周病が進行すると、歯を支える骨が溶け、歯がぐらつくようになります。この段階では、歯を失う危険性もあります。

歯周病の臭いと予防方法とは?

歯周病の臭いを予防するためには、日々のケアが欠かせません。以下に、効果的な予防方法を紹介します。

1日2回は歯磨きをする

歯磨きを怠ると、歯垢がたまり、歯周病の原因になります。1日2回、朝と夜にしっかりと歯を磨くことで、歯垢や食べかすを除去し、口内を清潔に保つことが大切です。特に夜寝る前の歯磨きは、唾液の分泌が減る就寝中の口腔環境を守るために重要です。

歯間ブラシやデンタルフロスで歯垢を除去する

歯ブラシだけでは、歯と歯の間に詰まった汚れを完全に取り除くことはできません。歯間ブラシやデンタルフロスを併用することで、歯の隙間にたまった食べかすや歯垢を効率よく取り除くことができます。これを習慣にすることで、歯周病の予防効果が格段に高まります。

歯周病予防の歯磨き粉・洗口液を使う

市販の歯磨き粉や洗口液には、歯周病予防に効果的な成分が含まれているものがあります。これらを活用することで、口腔内の細菌の繁殖を抑え、歯周病の進行を防ぐことができます。特に、殺菌作用のある成分が含まれた製品を選ぶと良いでしょう。

定期的に歯のクリーニングに行く

日常のセルフケアだけでは、どうしても除去できない歯垢や歯石が溜まってしまうことがあります。定期的に歯科医院でクリーニングを受けることで、プロフェッショナルなケアを受け、歯周病の原因を取り除くことができます。半年に一度のペースで通うことが理想です。 

歯周病治療を受ける

既に歯周病の症状が出ている場合は、早期に歯科医院で治療を受けることが大切です。適切な治療を受けることで、歯周病の進行を食い止め、口臭を根本から改善することができます。歯周病治療は、病状に応じた専門的な治療が必要ですので、症状を放置せずに早めに対応しましょう。

当院の歯周治療について

安岡デンタルオフィスでは、歯周病の早期発見と治療に力を入れています。患者様の口腔内の健康を第一に考え、個々の症状に合わせた最適な治療プランを提供しています。 

THPについて

当院では、THP(トータル・ヘルス・プログラム)という治療法を導入しています。このプログラムでは、歯周病の治療に加え、予防や健康管理までを総合的にサポートします。口腔内だけでなく、全身の健康に関わるケアを目指しており、患者様の生活習慣や健康状態に合わせた治療が可能です。THPを通じて、歯周病の改善だけでなく、再発予防にも取り組んでいます。

まとめ

歯周病による口臭は、放置すると悪化し、日常生活に支障をきたすこともあります。この記事では、歯周病による口臭の原因や特徴、セルフチェック方法、そして予防方法について解説しました。定期的なセルフケアとプロの治療を受けることで、歯周病を予防し、口臭の改善を目指しましょう。 

本記事をお読みいただきありがとうございます。何かご不明な点や、お悩みがございましたら、YASUOKA DENTAL OFFICE UMEDAにお気軽にご相談ください。

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